福田 彩さま

福田 彩さま
30歳 女性
内部統制・情報セキュリティ コンサルタント

私が絹が丘接骨院の門をたたいたのは、もう4年程前のことになります。それから2年半ほどスタッフとしてお世話になりました。当時、私は全く違う分野を研究して大学院に通っていましたが、なぜだか引き寄せられるように絹が丘接骨院の門をくぐり、これまで体験したことのない東洋医学の世界に触れることになったのです。この経験は私にとってとても運命的な出来事でした。

絹が丘接骨院には、他の医療機関で「治らない」と見放された患者さんが多く訪れます。噂を聞き、紹介を受け、最後の頼みとして半信半疑でやってくるのです。ところが、他で見放されたような難病が、数回通ううちに回復の兆しが現れ、数ヶ月の内には「これは治るものだ」と自覚できるほどになります。腰が悪く歩けないほどの激痛でベッドにはい上がった患者さんが、帰りにはスタスタと歩いて出て行く、なんてことは日常的でした。ここでは書き尽くせないほど多くの臨床例があります。具体的な内容は患者さん自身の声を聞いてください。それまで西洋医学しか知らなかった私は、訪れる患者さん方の回復ぶりに目を見張る日々でした。

私自身、20年以上アトピー性皮膚炎を抱えていて、「これは一生つきあっていくしかない病気」と思いこんでいました。「アトピーも治るよ」とあっさりおっしゃる石井先生。ならば試してみようと治療をスタートして1週間。まるでシールが剥がれるようにペロンとキレイな皮膚が現れました。その後も症状が出たり消えたりを繰り返しましたが、8ヶ月目にすっかり完治したことを身体で実感し、それ以来二度と症状はでていません。卵を食べようが猫を抱こうが全く問題なしです。

アトピー性皮膚炎を例にとると、西洋医学ではこうした原因物質を避けることから始まります。ところが石井先生は「原因物質も化学物質も現代に活きるのであれば避けることはできないもの。それに打ち勝つ力をつけないとね。」と治療がスタートします。身体を小宇宙として捉えるので、患部だけを治療するのではありません。体質から変えていくのです。他の症例にも共通しますが、これは施術者と患者の共同作業です。患者側に「治そう」という強い気持ちがあるとき、身体は素直に反応してくれます。「気」の治療というと、不可解だとか、神秘的なものを連想するとか、マイナスのイメージを持つ方もいらっしゃるようですが、素直に考えれば私たちの身体を動かしているのは私たち自身。開いた傷口を治すのは、縫合した針と糸ではないのです。

あの当時、今以上に東洋医学、とりわけ「気」の治療に対して社会的な認知度は低く、はじめて訪れる患者さんの中にはなかなか素直に受け止めることができず、患者さん側も施術者側も戸惑うシーンがありました。西洋医学に慣れ親しんだ現代の私たちにとっては仕方のないことかもしれません。しかし、近年、こうした治療法が注目され始めています。今後10年20年のうちには、もっと日常的な治療法へと受け入れられていくことと思います。

気の治療の現場に立ち会うことができた者として、少しでも多くの方々が健康な身体を取り戻せるよう、石井先生はじめ、この分野を研究・実践する先生方に、熱い期待を持っています!